動物編

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ナマズ その1

小中学校の頃から名古屋周辺では田植えは六月中旬過ぎからで、その前に田んぼに水が張られ、田植えの準備にために用水路の水量も多くなる。六月初旬になるとフナ、メダカ、ドジョウ、ザリガニ、モツゴ、ヌマチチブ、スジエビ等の稚魚が捕れるようになる。暖か...
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トモエガモ

カモの写真を撮り出してから三年程経つが最初はカルガモとマガモの区別さえつかなかった。まだカルガモのオスとメスの違いは今でも分からない。それでも少しずつカモの種類や習性も分かるようになりつつある。カモのメスは皆同じように見えるので区別は今でも...
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トビ

小さい時はトビをトンビと呼んでいた。空をぐるっと回りながら殆ど羽ばたくことなく上昇気流に乗って飛びながら、ピイッと鳴いていたのをよく見かけたものである。勤め先の短大の入学試験が仙台であり、駅前のビルの何階かに上がって窓から外を見ていたら、ト...
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ドジョウ

小さい頃からドジョウはフナの稚魚、メダカ、モツゴと一緒に捕った魚である。蟹江に戻ってからも、魚捕りに行くとドジョウが捕れる。六月頃にはまだ春先に孵ったばかりのドジョウの稚魚が捕れるが、九月を過ぎると成魚になって体も太くなってくる。 捕っ...
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テングチョウ

山形市の高瀬から紅花トンネル(一九七一メートル)に抜けるトンネル前の広場に車を停めて、六月半ばにそこから南に入る林道に入って行った。この林道は何回も入っていて、初めてウワバミソウの赤っぽい瘤(ムカゴ)を見たのもここだった。一番奥がどのように...
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ツマグロヒョウモン

私は小さい時にトンボやチョウをタモ網で捕ったりしたが、チョウよりはトンボの方に夢中だった。昆虫採集に夢中になった少年たちは概ねチョウの方に惹かれるらしい。白い補虫網でさっとチョウを巻くように捕るのがその醍醐味ではなかろうか。最初の昆虫採集の...
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ツノトンボ

ツノトンボはこれまで何回かは見かけたことがあった。そのツノトンボはよく見るとトンボのような感じだが、翅が体の割に大きくやや弱々しい感じがしていた。その時見かけたツノトンボは透明な翅だった。 ツノトンボ数年前にこれらと違った個性的なツノ...
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ツグミ

ツグミは私のイメージとしては孤高の鳥である。私が見かけている時にはいつも一羽で耕された畑の中にいるか、木の梢の枝に止まっている姿しか思い浮かばない。仙台の知人宅の餌台でも殆ど餌台に上がっているのを見たことがない。いるとすれば地面の餌台から落...
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チョウトンボ

私が小学生時代を過ごした名古屋の東芝社宅周辺は、町と田舎が入り混じった地域だった。私たち子どもは惣兵衛川(江戸時代に造られた用水路)を越えて、田んぼや畑がある地域に魚捕りや釣りそしてトンボ捕りに出かけたものだった。幼児の頃はシオカラトンボ等...
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チョウゲンボウ

ワシ、タカ、ハヤブサの猛禽類に興味はあったがその区別や習性については分からなかった。テレビでスズメバチの巣を狙ってハチたちの猛攻に耐えながらハチの子を食べるハチクマや、魚を専門に捕るミサゴの映像を見たことはあったが、どれがどれやら分からない...