動物編

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ルリボシヤンマ

初秋の九月二八日の午後三時頃、勤務する短大の廊下の天井付近を大きなトンボが飛び回っていた。抜け出そうとしているが窓が閉まっているので逃げ出せずにあっちに行ったりこっちに戻ったりしながら飛んでいた。その飛ぶ早さと高さからとても手では捕まえられ...
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ルリタテハ

小さい頃からルリタテハは知っていた。庄内川の堤防沿いの草叢を歩いていて見かけたと思う。ルリタテハはモンシロチョウ、アゲハチョウのように翅の縁(ふち)が綺麗に流れていないで、切れ切れでギザギザになっていることと、表の翅が瑠璃色なので印象深く覚...
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ライギョ

小さい時からライギョは馴染み深い魚である。自分で捕ったりしたことはないがそれでも身近でよく見かけたものである。ただナマズに較べると外来種という意識は強かったように思う。名古屋から蟹江の団地に引っ越してきた時、団地の周りは田んぼだった。この団...
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ヨツボシトンボ

ヨツボシトンボとの出会いは数年前からのことである。それまでの人生の中で見かけたこともなく出会ったこともなかった。山元沼と原崎沼は私が土曜日と日曜日に出かける定点観測地である。同じ場所に何度も出かけていると大きな変化はないものの、いつもはいな...
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ヨシガモ

 ヨシガモを最初に見たのは天童の原崎沼が最初である。定住しているカルガモがいて、越冬のためのマガモの群れが来て沼が賑わうようになってから、ヨシガモを見かけるようになった。時期的にはオナガガモが来た頃の十二月の終わり頃ではないかと思う。沼の中...
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モンキアゲハ

先日テレビで愛知県岡崎市(徳川家康の居城があった)の乙川(おとがわ)沿いの土手でヒガンバナが咲いていると放映していた。東北の天童周辺では秋になるとヒガンバナが咲いているが、どれも赤いヒガンバナだけで白いヒガンバナが咲いているのを見たことはな...
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モツゴ

モツゴという名前は後になってから分かった名前である。住んでいた社宅は名古屋城の西北に位置し田舎と街の境目といえる所だった。その当時はトンボ捕り、魚捕りや魚釣りに夢中だったが、魚捕りでタモ網を使って魚を掬う以外には、練り餌を使ったフナ釣りや赤...
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モズ

天童のアパート二階の西側の廊下からは下の畑が見える。北側には東久野本公園があり、そこにはサクラ、コブシ、カツラの木が植っている。春になるとそれらの花や新緑が美しい。そんな環境にある電柱の電線には秋口になると何故かモズがよく止まっている。 ...
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メダカ その2

 六月中旬が産卵の最盛期で毎日採卵しているが毎日五〇粒位採取できる。それをタッパーやバケツに分けておくと一〇日位で孵化する。それに稚魚用の餌をやっている。孵化するまでの期間は水温と関係があり、春先だと三週間位経たないと孵化しないのに、この季...
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メダカ その1

小学生の頃からメダカを飼うようになって何十年も経つが、当時は野生のメダカが周辺の小川に沢山いた。そこで希少価値の高いヒメダカを金魚屋で手に入れて水槽で飼って育てていた。近年になると野生のメダカがレッドブック絶滅危惧種Ⅱ類の対象になって、そう...