動物編

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ウスバシロチョウ

五月半ば過ぎに天童のアパートからジャガラモガラに行こうと車を走らせていた。山沿いの道の周りはリンゴやスモモの果樹園になっている。途中で車を停めて、面白い植物がないかと見回しながら写真を撮っていた。畑の放棄地にはワラビが出ていたので、写真を撮...
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ウスバキトンボ

夏になるとコンクリート道路の交差点上の空間や、道路の傍の草叢の上空に薄橙色のトンボが飛んでいた。それを我々子どもはアカトンボと呼んでいた。秋になるとこのトンボより小さい赤トンボが出現する。それらは飛翔力が弱く草の葉や枝にしょっちゅう止まる。...
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ウグイス

梅にウグイスというのが一般的に対連合されているが、しかし実際にその場面を見たことはない。花札にもウメにウグイスとなっているが、実際にウメの蜜を吸いに来るのはメジロである。緑色の羽からそう思われてきたのだろう。知人宅の庭には餌台が三つあって、...
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カワウ その2

善太川の堤防でカモの写真を撮っていると、カワウを見かけることが多い。面白いのはカワウの習性である。干潮になると川の中に杭が現れるが、その杭の先やはたまた川辺の端に現れる岩、テトラポットや石を集めて包んだ網袋の上にも止まったりもしている。見て...
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カワウ その1

冬になってカモの写真を撮っているうちに、少しずつその種類や特徴も覚えられるようになって来た。 カワウ原崎沼で三脚を使って写真を撮っていたら、防寒具を着て遊歩道を歩いてくる男性がいた。この時期に犬を連れて時々散歩している人は見かけるが、...
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イモリ

イモリは沼などで見かけたことはあるが、それほど多くはない。小学生時代には爬虫類のヤモリと両生類のイモリの違いさえ知らなかった。小学生の頃、夏になると社宅から名古屋市営児玉プールに友達と毎日泳ぎに行った。その途中の屋敷の門にヤモリが何匹かへば...
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イノシシ

イノシシは西日本に多く、六甲山にいるイノシシの子どものウリ坊がテレビ放映されているのを見たことがある。また夜行性のイノシシが関西の都市の街中を徘徊してごみを漁っている様子や、住宅地の両側がコンクリートになっている川の岸辺を逃げ回っている様子...
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イナゴ

秋になって稲穂が垂れて黄色くなった田んぼに、イナゴが沢山取りついている。私がギンヤンマやイトトンボの写真を撮るために畦道を歩いていると、畦道にいたイナゴたちが一斉に稲穂が垂れたイネに飛び移っていく。その数は半端ではない。  イナゴ この...
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イトヨ

イトヨ イトヨはトゲウオの仲間で、私にとっては忘れられない魚である。というのは動物行動学のニコ・ティンバーゲンの実験にイトヨが使われ、繁殖期になったイトヨのオスが、縄張りに入ってくる他のオスを追い払おうとする行動について、実験的に確かめ...
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イチモンジセセリ その2

秋口になるとイチモンジセセリの姿を見かけるようになる。自宅の狭い庭でも見かけるし、川の土手や桑名市長島の「なばなの里」の花壇でも花の蜜を吸っているのを見かけた。私が小さい頃にはそこら中でよく見かけたものだった。秋とイチモンジセセリは私の中で...