植物編

植物編

チゴユリ

チゴユリは可憐なユリ科の花を咲かす植物である。葉は互生しているが茎の先に一つか二つに分かれた小さい花を咲かせる。ユリ科なので葉は楕円形である。  チゴユリの花 この花を見たのは今から何十年も前であるが、いつもその可憐な素晴らしさにうっとりし...
植物編

ミゾソバ

最近になって植物を見る位置やその大きさを気にするようになった。どうしても目立つ花に目がいって、ありふれた植物には目がいかなかった嫌いがある。タデ科のミゾソバも夏から秋にかけて田んぼの畦に咲いているのを知っていたが、詳しく見て観察したことはな...
植物編

ゴウダソウ

これまで宮城県、山形県と福島県を跨いで(またいで)移動することが多く、山沿いの道や県境の峠やトンネルを越えての移動など、ある時期にはタクシードライバー並の距離数を走った時代があった。3年間で12~13万キロ位の距離数の時もあった。 そうして...
植物編

ムカゴ

ムカゴは山芋にできる蔓状の脇にできる小さな丸い実(栄養体)である。また山芋の根は自然薯と呼ばれてとろろにして食べるが、道の駅で秋になると売っている。その形はいろいろでクネクネしていており、大体は新聞紙に包まれて売っているが値段は高く2000...
植物編

モモ

天童の春は果樹の花が満開になると見事である。サクランボ、リンゴ、ラフランス、ナシのように全体に白い花が多い中で、とりわけその存在をアピールしているのが桃の花である。サクランボの果樹の花に比べると、やや桃の開花は遅いようである。全国的には3月...
植物編

マムシグサ

山に入ると山道でとても不気味な植物に出会うことがある。他の植物のように枝葉をたくさんつけているわけでなくその先が筒状になっていて、そこに蓋のようなものがある風情である。その筒状のものだけみるとウツボカズラのようにも見えるが、山道に生えている...
植物編

ツリフネソウ

ツリフネソウに初めて出会ったのは10年以上前になるが、福島県の浪江から山沿いの県道(35号線)でいわき市に向かう、富岡町の福島第一原発の先の木戸川を越えた楢葉町の山沿いであった。夏から秋にかけて少し谷川から水が流れて、少しじとじとしたところ...
植物編

ヒシ

ヒシといえば、小学生から中学生にかけて名古屋城の北西のお堀で釣りをした時に、その水面にヒシの葉が浮かんでいたことを鮮明に覚えている。そしてその棘がある黒い実も見たことがあった。 名古屋城の北西は、私の通学した浄心中学校の学区の端にあり、名古...
植物編

リンゴ

10月を過ぎて秋が深くなると今年の冬を無事に越せるかと心配になる。歳をとってあの冬の厳しさを考えただけでも、鬱陶しい気持ちになる。秋に出回るリンゴを知るようになってから、そうした気持ちが少し和らいできた。山形県は、青森、長野、岩手に次いで、...
植物編

トチ

トチは山に入っても見ることが多いし街中でも見ることができる。ホオノキと同じ位の大きさの葉がヤツデのように見える葉(掌状複葉)がつく。春になって5月に関山峠に向かう旧道に入ると、その間からトチの若葉とその段階状の花群を見ることができる。階段状...