植物編

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モモ

天童の春は果樹の花が満開になると見事である。サクランボ、リンゴ、ラフランス、ナシのように全体に白い花が多い中で、とりわけその存在をアピールしているのが桃の花である。サクランボの果樹の花に比べると、やや桃の開花は遅いようである。全国的には3月...
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マムシグサ

山に入ると山道でとても不気味な植物に出会うことがある。他の植物のように枝葉をたくさんつけているわけでなくその先が筒状になっていて、そこに蓋のようなものがある風情である。その筒状のものだけみるとウツボカズラのようにも見えるが、山道に生えている...
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ツリフネソウ

ツリフネソウに初めて出会ったのは10年以上前になるが、福島県の浪江から山沿いの県道(35号線)でいわき市に向かう、富岡町の福島第一原発の先の木戸川を越えた楢葉町の山沿いであった。夏から秋にかけて少し谷川から水が流れて、少しじとじとしたところ...
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ヒシ

ヒシといえば、小学生から中学生にかけて名古屋城の北西のお堀で釣りをした時に、その水面にヒシの葉が浮かんでいたことを鮮明に覚えている。そしてその棘がある黒い実も見たことがあった。 名古屋城の北西は、私の通学した浄心中学校の学区の端にあり、名古...
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リンゴ

10月を過ぎて秋が深くなると今年の冬を無事に越せるかと心配になる。歳をとってあの冬の厳しさを考えただけでも、鬱陶しい気持ちになる。秋に出回るリンゴを知るようになってから、そうした気持ちが少し和らいできた。山形県は、青森、長野、岩手に次いで、...
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トチ

トチは山に入っても見ることが多いし街中でも見ることができる。ホオノキと同じ位の大きさの葉がヤツデのように見える葉(掌状複葉)がつく。春になって5月に関山峠に向かう旧道に入ると、その間からトチの若葉とその段階状の花群を見ることができる。階段状...
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チガヤ

晩春に道端や野原一面に咲くのがイネ科チガヤ属のチガヤである。狼の尾のような銀白色の穂が風にたなびいているのはとても美しい。 チガヤの穂 その1 福島の相馬火力の道端にも生えていて、その写真を撮ったのが初めてである。だんだん枯れてくるとス...
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カラハナソウ

日本のビール作りに使われるホップは、海外からの輸入ものもあるが、国内生産されているものもある。海外からの輸入先としてはドイツ、チェコ、アメリカである。どれもビール作りが盛んな所である。日曜日朝に放映されている加藤浩次と進藤晶子が司会をしてい...
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ショウマ

ショウマという植物は最近になって知るようになった植物である。その経緯は附属鈴川第二幼稚園長の大谷正美先生の書いた本の中に載っていたからである。私自身はそうした花を見かけた経験もなく全く分からなかったが、先生が植物観察に人を連れて蔵王の麓近辺...
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ウスバサイシン

天童に来て周辺の丘陵地帯を歩いたり慈覚大師(円仁)が開いた奥羽一番札所の若松観音(山寺も開いた)の近くを散策しながら、動植物の写真を撮っている。 5月の連休に若松観音から下った通りの傍の果樹畑ではモモやスモモが植えられていた。近くにサクラン...