その他編

春の妖精

春に咲く植物の中には春先にだけ咲いて、その後は枯れてしまい、来年まで冬眠している植物がある。 私は手塚治虫の漫画図鑑で、初めて春の妖精(スプリング・エフェメラル)という言葉を知った。その時の図鑑に小さい妖精の漫画が描いてあって、それが儚い(...
植物編

エゴマ

エゴマを知るようになったのは、知人が野鳥を庭に呼び寄せるために、色々な餌を買ってきて、その中にあって知ったのが初めてである。その時はエゴマという名ではなく「じゅうねん」と言っていたが、東北地方の呼び方だと思う。  種から育てたエゴマ野鳥の餌...
その他編

定点観測

動植物の写真を一か所でまとめて撮れる場所を知らないせいか、同じ場所を定期的に訪れて写真を撮ることが多い。天童にいた頃は山元沼や原崎沼が私のフィールドだった。蟹江に戻ってからは善太川、五条川、木曽三川の木曽川や長良川、藤前干潟に通っている。そ...
動物編

ウスバシロチョウ

五月半ば過ぎに天童のアパートからジャガラモガラに行こうと車を走らせていた。山沿いの道の周りはリンゴやスモモの果樹園になっている。途中で車を停めて、面白い植物がないかと見回しながら写真を撮っていた。畑の放棄地にはワラビが出ていたので、写真を撮...
植物編

サクランボ

山形に来てサクランボの花を見たときは感激した。桜といえばピンクか薄いピンクだと思い込んでいたが白い花なのである。ソメイヨシノのように枝に均等に咲くというよりは、どの枝先にもびっしりと蕾がついて、花が密着して咲くので、遠くから見ると枝に花がま...
動物編

ウスバキトンボ

夏になるとコンクリート道路の交差点上の空間や、道路の傍の草叢の上空に薄橙色のトンボが飛んでいた。それを我々子どもはアカトンボと呼んでいた。秋になるとこのトンボより小さい赤トンボが出現する。それらは飛翔力が弱く草の葉や枝にしょっちゅう止まる。...
その他編

棲み分け

動物では縄張りを作って、他のオスや他の集団を排除することが行われている。動物のオスは尿を縄張りの至るところに吹きかけて、マーキング行動をすることはよく知られている。その理由は、メスを待ち受けて繁殖するための手段だったり、餌確保のための手段だ...
植物編

サトウキビ その2

サトウキビの写真を撮るために、四国に出かけた。そこで2種類のサトウキビの写真といくつかの情報を手にすることができた。高知県の四万十市近くの黒潮町では、黒糖を採るためのサトウキビの写真と、それを栽培している人から、話を聞くことができた。1週間...
動物編

ウグイス

梅にウグイスというのが一般的に対連合されているが、しかし実際にその場面を見たことはない。花札にもウメにウグイスとなっているが、実際にウメの蜜を吸いに来るのはメジロである。緑色の羽からそう思われてきたのだろう。知人宅の庭には餌台が三つあって、...
植物編

サトウキビ その1

サトウキビと言えば、NHKのみんなの歌で「サトウキビ畑」(森山良子 歌)が歌われて、太平洋戦争の沖縄戦と絡んで反戦歌として知られている。  サトウキビ畑 その1 サトウキビは砂糖を採るために植えられているが、世界の生産量の多い国を挙...