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植物編

エンゴサク

春になって山形から仙台に抜ける国道48号線で、黄色い花が咲いているのを車窓から何度か見かけた。それもキク科でなく筒状の小さい花をつけている。ツリフネソウのようではないが細長い筒状で、何という名前の花なんだろうといつも思いながら通り過ぎていた...
その他編

昆虫の体は三つの部分に分かれる

「教育原理」の授業で学生に動物の絵を描かせてきた。その中に昆虫のトンボとアリの絵も含まれていた。その授業はいつもよく見知っている動物だと思っていても、描こうとするとその動物の特徴が分からずに描けないことを確認させるための授業だった。学生はト...
動物編

カケス

カケスはこれまでの人生の中で四回しか見たことはない。いつか会いたいと思っていたが、そう簡単には会えなかった。こうした野鳥との出会いは、チョウゲンボウのように、天童市の成生の薬師神社境内のけやきの大木の洞(ほら)に巣があり、毎年同じ場所で何組...
植物編

ホオノキ

ホオノキは山に入ると、その葉の大きさが目立つのですぐ分かる。トチノキの葉も同じように大きいが柄に近い方は細くなっているのに、ホオノキは全体として楕円形の感じである。春先にホオノキの新芽が出ると、私はその枝を切って友人宅に持参する。この新芽を...
動物編

カイツブリ

カイツブリといえば名古屋城のお濠にいたカイツブリを思い出す。それも今から何十年も前のことである。私が通っていた名古屋市立浄心中学校は、名古屋城の西北までが学区で、小中学校の頃、その西北の隅櫓(すみやぐら)があるお濠まで自転車で出かけて、釣り...
その他編

変わり種、はしりもの

植物の世界では、変わり種やはしりものが社会の中で大きな役割を役割を果たすことがある。例えば、野生種の稲は脱粒するのが一般的で、それぞれの稲穂が完熟すると、穂から実が脱粒していた。その当時の人々は、その野生種の稲の穂先を刈り取って利用していた...
植物編

イラクサ

ちょっとした山道や少し草深くなっている植物が生い茂るところに、イラクサが群生して生えていることが多い。しかし、イラクサを手や足で触れるとそこがちくちく痛くなる。昔は、そんなことも知らずに植物が生えているところに分け入っていた。イバラなどは棘...
動物編

カイコ

鶴岡のマリア幼稚園に何年にも亘って保育助言・指導に出かけた。初めは造形研修会の発表準備の手伝いで、発表予定の主任の佐藤由紀先生と何度か打ち合わせをした。 カトリック系の幼稚園で園長が神父で何年か毎に転勤していくので、副園長の渡會(わたらい)...
植物編

アカネ

夕日が沈む頃の夕焼け雲の色は、赤いがややどこか薄い紫色が入った微妙な色で、真っ赤な赤よりは落ち着いていて私好みの色である。また、こうした夕焼け雲をアカネ雲という言い方もする。アカネという植物名は、こうした色を取り出す染料として昔から根が使用...
その他編

ニワトリの四本足論争

教育の世界では昔から色々な教育論争はあるが、面白い論争がある。それがニワトリの四本足論争である。それは児童・生徒・学生たちにニワトリの絵を描かせると、足を四本描いてしまうというのである。「学力と思考」(佐伯胖 第一法規)によれば、昭和四九年...