動物編

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コウモリ

勤めていた短大の学長室の天井の隅にコウモリがぶら下がっていた。全く気がつかなかったが、松田知明さんがコウモリがぶら下がっていると教えてくれた。どこから入ってきたのか分からないが、当時校舎の耐震化工事で建設業者が天井裏の配線の変更や鉄筋の斜交...
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ゴイサギ

仙台の知人宅は敷地の広さが六〇〇坪もあって、建物と庭以外は竹林も含めてそのまま放置されている。敷地内は雑草だらけで野鳥たちにとってはサンクチャリになっている。その周りも塀に囲まれていて外部からは見えないので、野鳥たちにとって安心安全な場所と...
動物編

ケリ  その2

ある時ケリの群れが東名阪自動車道の近くの善太川の上空で乱舞していた。次にその群れが善太川の水面すれすれまで降りて来たと思うと、それぞれが今度は四方八方の上空に散らばっていく。そうした行動をする群れの上空を見ると、猛禽類のタカと思われる鳥が上...
動物編

ケリ その1

夏に蟹江に帰省した時に関西線永和駅近くの用水路にスジエビ、メダカやドジョウを捕りに行った。水郷地帯なので周りに田んぼがあり工場もありという、大都市から少し離れた地方のごくありふれた風景である。ここではシラサギ、スズメやカワラバトの群れを見か...
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ケラ

小さい時はケラをオケラと呼んでいた。酢(す)をオスと呼んで酢が正式名であるとは思わなかったのと同じである。小さい頃は社宅の前の庭の土を掘り起こすと、たびたびオケラが出てきてそれでよく遊んだものである。その遊びというのは体を掴んで「お前のチン...
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クモ

小さい頃から色々なクモを見かけてきた。今のように密閉されていなかった住宅事情からか、部屋の中でハエトリグモ等を頻繁に見かけていた。今でも時々部屋の中や庭の壁などに張りついているのを見ることがある。垂直の壁に対しても平然と止まっているし、しか...
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ギンヤンマ その2

七月末に蟹江周辺にもギンヤンマがいるのではないかと歩き回ってみた。私にとっては懐かしく少年時代のトンボ捕りの大事な対象だったからである。六月の中旬に町役場付近で、田んぼにハナショウブが咲いている場所でハラビロトンボのオスを見かけた。ハナショ...
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ギンヤンマ その1

ギンヤンマは人生の中で一番印象深いトンボである。物心ついてから二軒長屋が何棟も並んだ東芝社宅に住んでいた。同じ社宅のお兄ちゃんたちの後について、ギンヤンマ捕りと釣りをした。小学校一年生頃だったと思う。ギンヤンマのオスは広い田んぼの上をいつも...
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キンクロハジロ

善太川には冬になるとカイツブリ、カワウ、カルガモ等の留鳥の他に、冬鳥たちがやってくる。オオバン、マガモ、オカヨシガモ、コガモ、ミコアイサ等である。その中に時々キンクロハジロも見られる。善太川でキンクロハジロがいつも見られる訳ではなく時々見ら...
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キジバト

カワラバト(ドバト)は蟹江周辺では多く、東名阪自動車道の高架橋や善太川の新大井橋の下に巣を作って群れで行動している。多い時には数十羽のハトが刈取りの終わった田んぼや畑に降り立って、採餌している姿を見かける。このハトたちを品種改良して伝書鳩に...