動物編

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ハグロトンボ

ハグロトンボは名古屋や蟹江周辺でも何十年も前にはよく見かけたものだった。羽ばたきながら飛んで、途中の石や草叢の地面に止まる。その時は翅を閉じる。そして時々翅をゆっくり開いてまた閉じる。オスだと思われる尻尾は深緑の金属光沢でとても美しい。そん...
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ノスリ

タカの仲間は同じように見えて区別することが難しい。山形県天童市周辺でもタカらしい鳥がいると写真を撮ってきた。最近ではトビが何とか分かるようになってきた。あま市と清須市の境目の五条川脇に工場があるが、そこの大きな排気口の煙は我慢できない位の臭...
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ヌートリア

ヌートリアはネズミの仲間だが外来動物である。蟹江に引っ越してきた五〇年前には見たことはなかった。当時は住んでいる団地の周りには田んぼがあり、畦の土手脇には小川が流れていて、名古屋から関西線蟹江駅で降りて自宅まで歩いていく途中で、夏の夜にはウ...
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ニホンザル

ニホンザル(以下サル)について学びだしたのは随分古い。京都大学の研究者たちが宮崎県幸島(こうじま)のサルの行動観察をするようになって、サルの習性や社会についてだんだん知られるようになってきた。その幸島のサル観察の小中学生向きの本「幸島のサル...
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ナマズ その2

ナマズについては色々な想い出がある。名古屋の東芝社宅に住んでいた時、父がコンクリートを固めて作った池に、捕ってきたナマズとフナを入れておいた。最初は何度も粉末の餌や糸ミミズを入れて面倒を見ていたが、どの子供も同じように、餌やりを忘れナマズと...
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ナマズ その1

小中学校の頃から名古屋周辺では田植えは六月中旬過ぎからで、その前に田んぼに水が張られ、田植えの準備にために用水路の水量も多くなる。六月初旬になるとフナ、メダカ、ドジョウ、ザリガニ、モツゴ、ヌマチチブ、スジエビ等の稚魚が捕れるようになる。暖か...
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トモエガモ

カモの写真を撮り出してから三年程経つが最初はカルガモとマガモの区別さえつかなかった。まだカルガモのオスとメスの違いは今でも分からない。それでも少しずつカモの種類や習性も分かるようになりつつある。カモのメスは皆同じように見えるので区別は今でも...
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トビ

小さい時はトビをトンビと呼んでいた。空をぐるっと回りながら殆ど羽ばたくことなく上昇気流に乗って飛びながら、ピイッと鳴いていたのをよく見かけたものである。勤め先の短大の入学試験が仙台であり、駅前のビルの何階かに上がって窓から外を見ていたら、ト...
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ドジョウ

小さい頃からドジョウはフナの稚魚、メダカ、モツゴと一緒に捕った魚である。蟹江に戻ってからも、魚捕りに行くとドジョウが捕れる。六月頃にはまだ春先に孵ったばかりのドジョウの稚魚が捕れるが、九月を過ぎると成魚になって体も太くなってくる。 捕っ...
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テングチョウ

山形市の高瀬から紅花トンネル(一九七一メートル)に抜けるトンネル前の広場に車を停めて、六月半ばにそこから南に入る林道に入って行った。この林道は何回も入っていて、初めてウワバミソウの赤っぽい瘤(ムカゴ)を見たのもここだった。一番奥がどのように...