その他編

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アカトンボの卵の冬越し

九月を過ぎるとアキアカネ等のアカトンボの仲間を見かけるようになる。アカトンボの寿命はどの位か分からないが、夏の季節には高い山で過ごし、秋になると里に下りて来ると言われている。確かに山形にいた時も夏の季節に山に入ると、アカトンボを沢山見かけた...
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自家受粉と他家受粉

植物の多くは雄しべと雌しべを持っていて、それが受粉して新たな種を作る。それは人間と同じ有性生殖による子孫の作り方である。この有性生殖では、遺伝子をなるべき自分のものでまかなおうとする自家受粉というよりは、他の株の遺伝子を組み込む他家受粉をす...
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蝶(チョウ)の幼虫の食性の違い

植物の中には、虫媒花のようにその花の蜜や花粉を昆虫に与えて、その種を実らせる働きを期待するものがある。しかし、昆虫の方はそうした花の都合だけで生きているわけではない。昆虫はその生き様から、植物から都合が良い餌を奪うこともしている。食うか食わ...
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春の妖精

春に咲く植物の中には春先にだけ咲いて、その後は枯れてしまい、来年まで冬眠している植物がある。 私は手塚治虫の漫画図鑑で、初めて春の妖精(スプリング・エフェメラル)という言葉を知った。その時の図鑑に小さい妖精の漫画が描いてあって、それが儚い(...
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定点観測

動植物の写真を一か所でまとめて撮れる場所を知らないせいか、同じ場所を定期的に訪れて写真を撮ることが多い。天童にいた頃は山元沼や原崎沼が私のフィールドだった。蟹江に戻ってからは善太川、五条川、木曽三川の木曽川や長良川、藤前干潟に通っている。そ...
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棲み分け

動物では縄張りを作って、他のオスや他の集団を排除することが行われている。動物のオスは尿を縄張りの至るところに吹きかけて、マーキング行動をすることはよく知られている。その理由は、メスを待ち受けて繁殖するための手段だったり、餌確保のための手段だ...
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種(シュ)を考える

高校の生物の授業で今でも印象深く覚えていることがある。生物は担任の村井先生だった。最初の時間にはソメイヨシノの花を持ってきて形態的な特徴を説明してくれた。 アラブ系か サラブレッドか不明 その村井先生がある時、面白い話を授業中に聞かせ...
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トンボの産卵方法

幼い時からトンボとは親しい関係だったから、その産卵風景も多く見てきた筈だった。私にとってギンヤンマが一番関心のあるトンボで、その習性についてもそれなりに知っていた。その経験もあってギンヤンマの産卵方法が一般的で、他のトンボの産卵方法でも同じ...
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植物の共通性

 私は植物の専門家でもなく趣味の延長線上での植物への興味だから、植物の学術的な細かい性質や特徴を学ぼうという気は余りない。でも植物の生き様や適応の仕方などには、とても興味がある。 学生に植物への興味を喚起するために、その同じ仲間の植物の共通...
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カモが日本に越冬に来る理由

冬になるとカモの写真を撮るようになった。まだ初心者なので種類の区別が十分できないばかりでなく、そのカモたちの生き様(食性、生態など)も殆ど分らない。天童市の山元沼、原崎沼、東根市の白水川ダムで雪が積もった時に写真を撮ってきた。また蟹江に戻っ...