植物編

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アズキ

蟹江に帰ってからも、近くの川の堤防や田圃(たんぼ)の畦などで植物の写真を撮っている。私の感想から言えば、天童周辺の方が野草の種類は多い気がしている。また野草を撮りに山に入ると、誰一人として人に会わないことも多く、秋田では何人もの山菜やキノコ...
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アサガオ

アサガオと言えば、名古屋市西区の東芝社宅の二軒長屋にいた頃を思い出す。私自身は小学校に入る前からそこに住むようになったが、その社宅の前には庭があって、父が色々な園芸植物を植えていた。その中に、アサガオもあったのである。 庭に植えられている...
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アケボノソウ

これまで野山を歩き回って出会った動植物のうち、もう二度と出会えないだろうと思うものがある。例えば動物ではバンやヒクイナであり、植物ではキンランとアケボノソウである。その生態や分布を知悉している人や、園芸種に親しんでいる人には、ありきたりのも...
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アケビ

アケビを初めて近くで見たのは天童市の原崎沼の遊歩道だった。果実が真ん中で縦に裂けて落ちていた。中身は白っぽいゼリー状の片栗粉を湯で溶いたような感じで、ゼリーの中に黒い粒がたくさん入っていた。そのゼリーにアリが何匹も取りついていたのだった。 ...
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アオツヅラフジ

何年か前の秋に、山形市高瀬の田んぼ脇の山沿いの狭い農道を歩いて、アカネの実の写真撮りに出かけた。アカネは四枚の輪生の葉を出し、秋には小さい黒い実を沢山つける。また茎が四角いのにシソ科ではなくアカネ科アカネ属で、「シソ科の茎は四角い」という私...
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ブナ

ブナは東北の森の代表的な木である。その豊かな実りが野生動物と山の自然の根源であると理解している。私は天童から仕事の関係で鶴岡に行くことが多く、その殆どは月山道を通っている。高速道路の山形道は月山インターで112号線に入り、志津トンネル(53...
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アカバナ

アカバナは最近見つけた花である。原崎沼の網張の里の原っぱで見つけたのだ。10月になって原崎沼の遊歩道をぶらぶら歩いていくと、その真ん中ほどのところに網張の里がある。沼の対岸には、ヘラブナ釣りの人たちが大きな日傘を立て、フナ用の長い浮きをつけ...
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サクラタデ

秋になるとタデ科の花がたくさん咲く。タデ科といえば、赤飯(あかまんま)と呼ばれるイヌタデ位しか分からなかった。「蓼食う虫も好き好き」はヤナギタデのことで、別の項目で述べたが、他にも存在感があるタデ科の植物がたくさんある。 サクラタデ ミゾ...
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ミョウガ

数年前から興味を持つようになったのはミョウガである。家々の庭の端や家の北側にミョウガを植えてあるのを見かける。私はそれがミョウガだとは思わず、初めはショウガだと思っていた。例えば、スーパーなどで売っているショウガの根に葉がついているのを見る...
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コバンソウ

仙台の郊外で小判型の実をつけたイネ科の単子葉植物を見つけた。先端から細い茎が出ていて、穂である小判型の形が重いので結果的に垂れ下がっている。その様子が小判がじゃらじゃら繋がっているようで、初めて見たときにはこんな植物があるのかという感じで吃...