2024-08

動物編

アオモンイトトンボ

定点観測地の永和の雑木林の叢や田んぼでは、九月を過ぎるとアジアイトトンボを見かけるようになる。近くの津島市鹿伏兎の田んぼでも見かけるので、蟹江周辺にはアジアイトトンボが沢山生息していると思い込んでいた。 アオモンイトトンボ 蟹江に戻ってから...
植物編

アケボノソウ

これまで野山を歩き回って出会った動植物のうち、もう二度と出会えないだろうと思うものがある。例えば動物ではバンやヒクイナであり、植物ではキンランとアケボノソウである。その生態や分布を知悉している人や、園芸種に親しんでいる人には、ありきたりのも...
動物編

アオメアブ

小さい頃、真夏の暑い時期に叢の草の葉や茎にとまっている大きなアブを見かけていた。このアブは私の夏の情景の中になぜか含まれているのだ。そのアブを捕った記憶もないし、詳しく観察した記憶もない。でもトンボを追いかけている叢の中に、そのアブがなぜか...
植物編

アケビ

アケビを初めて近くで見たのは天童市の原崎沼の遊歩道だった。果実が真ん中で縦に裂けて落ちていた。中身は白っぽいゼリー状の片栗粉を湯で溶いたような感じで、ゼリーの中に黒い粒がたくさん入っていた。そのゼリーにアリが何匹も取りついていたのだった。 ...
動物編

アオスジアゲハ

アオスジアゲハはヒマラヤ、ブータン、華南や台湾に連なる照葉樹林帯に特有のチョウだと思い込んでいた。その照葉樹林帯は日本では西日本から東海地方を経て関東地方までの区域までで、東北地方までには分布していない筈である。照葉樹林とは葉がテカテカ光る...
植物編

アオツヅラフジ

何年か前の秋に、山形市高瀬の田んぼ脇の山沿いの狭い農道を歩いて、アカネの実の写真撮りに出かけた。アカネは四枚の輪生の葉を出し、秋には小さい黒い実を沢山つける。また茎が四角いのにシソ科ではなくアカネ科アカネ属で、「シソ科の茎は四角い」という私...